![]() 残念な報告です。
10月2日(木)に開催された尼崎市議会の本会議において、「尼崎を非戦の街に」市民平和条例(議案74号)の採決が行われました。 結果は42人の議員のうち賛成起立6人で少数否決でした。 賛成いただいたのは、会派「虹と緑」の弘中さん、都築さん、酒井さんの各議員と「新風グリーン」に所属する社民党の小柳さん、塩見さん、宮城さんの各議員の方々でした。ありがとうございました。 10時半から開会した本会議でしたが、条例案を審議した総務消防委員会の報告が始まる頃には、11時半を過ぎていました。総務消防委員会報告はその大半を市民平和条例の審議報告に費やし、8月19日の参考人質疑の市当局に対する質疑の概要を報告しました。その中で、9月29日の委員会で否決はしたものの(賛成は都築議員のみ)、各会派が「市民の署名にこめた平和を求める声」は無視できない事を異口同音に認めていることを報告しました。 本会議では、共産党の広瀬議員が「憲法9条を守ることが前提で、戦争を前提とした無防備地域宣言に賛成できない」とした上で「市民的生存権の保障・平和な街づくり推進は賛成できる」として、「12月に第6条(無防備地域宣言)を除いた市民平和条例案を提案する」としました。 最後に「虹と緑」の弘中議員が賛成意見を堂々と発言されました。「条例案には、市民の平和の願いが込められ、継続的な平和施策を遂行するものである」と述べられた上で、市長の「無防備宣言は実効性がない」という意見への反論として、(1)宣言の4要件は、軍民分離がされている地区において市長が積極的に国・自衛隊に合意を求めることで可能になる。住民保護するのは自治体の責務である。(2)ジュネーブ条約59条の5にあるように合意がなくても(4要件が満たされなくとも)自治体独自の外交で国際機関や相手国に宣言を伝えることはできる。(3)宣言はできないとする国の「見解」をそのまま受け入れてよいのか。たとえば井原前岩国市長は国の国防政策にそのまま従わず住民投票を武器に反対した。地方分権は国と対等ではないのか。無防備地域宣言は、国民保護法における避難所を示す特殊標章と同様に実効性を持ちうるのでないか。最後にジュネーブ条約にもとづいて無防備地域宣言をすることで住民保護をするという条例案に賛成である。」「憲法と国際法で市民の安全を守ることは自治体の責務」と賛成発言を行い、傍聴席から大きな拍手が起こりました。 結果は冒頭述べたとおり、少数否決となりましたが、尼崎の議会審議の成果は大きなものがあります。 尼崎市以外の議会審議では、条例を請求した市民が審議に参加できなかったために、保守系議員らが「無防備地域宣言は侵略、占領を無抵抗に受け入れるもの」「外患誘致、内乱罪だ」などの誹謗中傷を議会で公然と行ってきました。 しかし、尼崎市では条例請求者の参考人質疑が認められ、そうした意見にきっちりと反論したために、本日の本会議では保守系議員の発言がありませんでした。真正面からの批判ができなかったのです。 10月11日(土)午後6時より会事務所で、今後の取り組みについて相談会を開きます。 【賛成】 酒井一市議のHPより 【反対】 日本共産党議員団反対意見 尼崎市条例制定請求による条例議案に係る議会の審議の結果について(尼崎市HP) ![]() |
「尼崎市に平和無防備条例をめざす会」のブログ |
子どもたちの平和な未来のために………尼崎市を戦争に協力しない非戦の街に… |
プロフィール
|
尼崎市に平和無防備条例をめざす会
|
![]() |
メニュー
|
Give Peace a Chance !
Answer is Non-defended localities. |
![]() |
タグ
|
|
![]() |
掲示板BBS
|
![]() |
|
![]() |
検索フォーム
|
|
![]() |
全記事表示リンク
|
|
![]() |
最新コメント
|
コメントは管理者の承認がされるまで公開されません。また、コメント削除の基準に該当するものは削除させていただきますので、あらかじめご了承ください。 |
![]() |
リンク
|
|
![]() |
2010 DUGONG
|
「国際ジュゴン年」をアピールしよう!
|
![]() |
RSSフィード
|
|
![]() |
QRコード
|
![]()
|
![]() |