- コメント 08/05/24 (名前無記入)
- オヤジ狩りされているオヤジになるための条例に、見れば見るほど思えてきます。
戦わずして勝つのは上策ですが、敵が下策とされる戦闘で勝とうとしてきたら、それを上回る武力を発揮しないと絶対に勝てませんよ。きわめて単純明快な事です。
- ブログ管理人からのお返事
- このようなお考えは、際限ない軍拡競争になるので、現代においては、国連憲章などで否定されている考え方です。
たとえば、国際連合憲章第1条には、国際連合の目的として、「(国際的な紛争などの解決を)平和的手段によつて且つ正義及び国際法の原則に従つて実現すること」と定めています。
また、同第26条では「世界の人的及び経済的資源を軍備のために転用することを最も少くして国際の平和及び安全の確立及び維持を促進する目的で、安全保障理事会は、軍備規制の方式を確立するため国際連合加盟国に提出される計画を……作成する責任を負う」と定めています。
つまり、世界の人的資源や経済的資源はできるだけ軍備以外のことに回そう、と定めているのです。
近年の具体的な軍縮の動きとしては、「対人地雷禁止条約」が成立し、ジョディ=ウィリアムズ女史がノーベル平和賞を受賞したことは有名です。また、今年も、クラスター爆弾禁止条約、武器貿易条約(小型武器を規制する条約)の作成のための具体的な話し合いが進められています。さらに、劣化ウラニウム兵器禁止条約を作成する取り組み(現行ジュネーブ諸条約の中で規制する考えもあり)も広がっています。
このように、国際社会において、持ってしまった武器を捨てる努力があることを否定してはいけないと思います。
「オヤジ狩りされているオヤジになる」という例えをされましたが、際限ない軍拡=武器の氾濫は、それこそ「オヤジ狩り」をする者にさらなる武器を与えることになるのではないでしょうか。
(08/6/8追記)
2008年5月30日、アイルランドのダブリンで、「クラスター爆弾禁止条約」が111カ国の参加国の全会一致で採択されました。
これは条約参加国が保有するクラスター爆弾の99%が禁止される画期的な合意です。
(例外となるものは、子爆弾が10個未満でそれぞれに軍事目標をとらえる機能があり目標に当らなかったら自爆するか機能停止するタイプのみです。)
さらに、クラスター爆弾を落とした国に不発弾の撤去義務があることも明確にしました。
参加国にはクラスター爆弾を使用してきたイギリス、フランス、ドイツの含まれます。
クラスター爆弾を多く保有する、アメリカ、ロシア、中国が条約に参加していませんが、条約が採択されたことによって、これらの国々に実際に爆弾を使用することを思いとどませる効果が期待されています。
これは、ノルウェー政府の巧みな外交とNGOによる世論形成が実現に向けての大きな力になりました。粘り強く相手を説得し、非人道的な兵器を禁止する意義を共通確認して、兵器規制交渉をすすめていく巧みな外交は日本も見習うべきだと思います。
ノルウェーは、1993年のパレスチナ=イスラエル合意、2006年のスリランカ和平合意でも仲介の役割を果たしています。
自衛隊は、276億円ものクラスター爆弾を持ち「防衛のために必要」との見解でしたが、イギリス、フランス、ドイツも賛成に転じる中で、最終的に条約に賛成しました。国会での批准が必要ですが、自衛隊が現在保有するクラスター爆弾は8年以内に全廃されるはずです。
本来は、平和憲法を持ち、無差別殺戮兵器の象徴である原爆被害にあっている日本が、このような兵器規制交渉の先頭に立つべきだと思います。ノルウェーが国際社会の中で存在感を高めているのに……残念です。
日本国憲法 前文(抄)
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
- コメント 08/05/27 前田憲徳 さん
- ひとつ単純な質問なのですが
ジュネーブ条約に批准していない国家が
侵略してきた場合はどうなるんですか?
- ブログ管理人からのお返事
- ジュネーブ諸条約は、世界のほとんどの国が批准(締約)しているので、「国際慣習法」(世界の常識)になっています。批准していない国も、実際、ジュネーブ諸条約を無視することはできません。このことはブログの中でも触れていますので、それをお読みになられた上でのご質問だとすれば、もっと現実的な観点でお答えしないといけないのかなと思います。
そこで、日本周辺国のジュネーブ諸条約を批准(締約)状況について書きます。
日本周辺で、ジュネーブ諸条約を批准(締約)していない国家は、ありません。
日本周辺で、ジュネーブ諸条約第1追加議定書を批准(締約)していない国家は、アメリカ、フィリピン、シンガポール、パプアニューギニア、マレーシア、インドネシア、マーシャル諸島共和国、フィジーです。
参考として、日本周辺で、軍隊のない国家は、パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国、ナウル共和国、キリバス共和国があります。これらの国々は、概ねスペイン、ドイツ、アメリカによる植民地時代から、日本軍による占領時代をへて、アメリカなどによる信託統治から、軍隊のない状態で独立していく歴史を歩んでいます。これらの国々は、日本と違って、再軍備の道を歩んでいません。
このとおり、ジュネーブ条約に批准していない国家が侵略してきた場合を具体的に想定することは無理ので、やはり一般的にお答えするしかありません。
ジュネーヴ条約を批准していない国にも、ジュネーヴ諸条約の遵守を求めることはできますし、国際社会もそれを支持するでしょう。
以上です。
- コメント 08/05/27 平和主義者 さん
- ジュネーブ条約によると、無防備都市宣言によって得られる効力に、「占領の回避」までは含まれておりませんが、仮に日本と某国が交戦状態に入り、無防備都市宣言によって自衛隊にも協力せず、攻撃は回避できたとして、占領軍が尼崎市民である「めざす会」メンバーの方々に対しても物資面、人的面、財産面で当然、様々な協力を求めてくる可能性もあるわけですが、もちろん銃口を突きつけて様々な要求をしてくる占領軍に対しても非協力を貫くのですよね?
もちろん自衛隊ではない占領軍への協力への拒否には命の危険が伴いますが、当然それくらいの覚悟がなければ、署名数にして尼崎市民全体の50分の1の支持しか得られていない思想信条を貫き通すために市民全体を危険に晒すということは身勝手でしかありませんよね。
- ブログ管理人からのお返事
- 無防備地域宣言は、住民保護のために、市長が自衛隊に合意(協力)を求めることが前提です。
占領軍が住民に対して強制的・暴力的なものであってはならないことは、ジュネーブ諸条約やハーグ陸戦規約等の規定ではっきりしています。
無防備地域宣言を条例に定める目的は「住民保護」です。軍隊が存在する場所は攻撃対象になりますので、軍隊と住民とを分離することによって住民を保護する考えです。ですから、無防備地域宣言が「市民全体を危険に晒す」というお考えは、無防備地域宣言の目的を根本から誤解されています。
以上について、すでに、別の方からのコメントにお返事しておりますので、どうぞお読みください。
なお、署名数は「有権者数の約25分の1」です。(1か月という限られた期間での署名ですので、隅々の市民には呼びかけることができませんでした。署名期間がもっと長ければ、もっと多くの方に署名していただけたと思います)
- コメント 08/05/29 平和主義者 さん
- エセ平和主義者へ
意に沿わないコメントを削除するなんて、民主的ではないですね。
底の浅さが良くわかりました。
無防備を主張するなら、これからは御自身のお住まいの戸締りは一切なさらぬよう、ご指導申し上げます。
- ブログ管理人からのお返事
- このページでお返事をさせていただくにあたって、前回の元のコメントを削除しましたので、それを見て心証を害されたようですね。それについては遺憾に思っています。私としては、みなさんからの質問に対して、運動で忙しい中、できるだけ丁寧にお返事しているつもりですので、ご寛恕ください。
なお、無防備地域宣言と住まいの戸締り(地域の安全安心)のこととは、全く別次元のことであり、関係がありません。「無防備」という日本語のニュアンスだけで、感情的に誤解されている方がいらっしゃいます。「平和主義者」さんへ、ご機嫌を直されて、よくこのブログをお読みくださり根本的な誤解を解いてくださることを切に願います。最後に、「エセ平和主義者」という表現は誹謗中傷にあたると思いますのでもう使わないでください。
以上です。